対象となる人
- 文武両道を目指す学生
- 文武両道なんて無理と思っている方
読むと変わる事
- 文武両道を実現するためには何が必要かが分かる
文武両道を実現する方法:片方ずつ手をつけよう
こんにちは、もっちーです
今回は文武両道が可能なのかについて私の体験談を交えながら語っていきたいと思います
文武両道、響きがかっこいいですよね
勉学も部活動もどちらもできる人って憧れます
私も運動神経抜群で勉強も成績上位にいる先輩がめちゃくちゃかっこよくて自分もこうなりたい!とずっと憧れていました
そんなかっこいい文武両道をどう実現すればいいのか
それでは結論から言うと、高い次元での文武両道はかなり難しいです
しかし、文武両道を可能にする手だてがないわけではありません
これから詳しく解説していきたいと思います。
まず文武両道を目指すにあたって文と武それぞれの違いと特性について述べていきます
文と武の違いとは:勝敗の有無
以後、武とはスポーツ系部活、文とは勉強と文化系部活と定義します
この分類の基準は勝敗が付くかどうかです
スポーツ系部活では大会はトーナメント方式で勝敗が付きます
対して文化系部活では大会はトーナメント戦ではなく基本的には勉強と似ていて採点方式になっています
何としても他校に負けないぞ!ということよりも、むしろ感動する音楽を演奏しよう、とか思い通りの演技をしよう、という事に重きを置いて活動をしている部活は多いのではないでしょうか
なのでこの分類基準に従うと、先ほど文化系部活は文と定義しましたが
例外としてどうしても金賞を取るんだ!という目標を掲げて活動しているという文科系部活は武として分類します
武と文の定義
- 勝ちを求めて活動するスポーツ系競技→武
- 採点方式で勝敗より大切なもののために活動する文化系部活や勉強→文
武の目標はどこか?
いきなり厳しいことを言いますが、基本的には武は努力量より才能・素質がある人が勝ちやすいです
日々血のにじむ努力をしても、もともと運動神経が良かったり
才能のある人に絶対勝てるかと言われたらなかなか厳しいのが現状です
そして努力量がそのまま実力に比例しにくいのが武です
ここで注意したいのは、だから努力をしても無駄だと言いたいのではありません
この厳しい現状を理解した上でしっかりとした方法で努力を重ねることが大切なのです
※スポーツにおける努力の積み重ね方については他の記事で解説しています
武は基本的に大会はトーナメント戦です
なので勝者はその大会で一組しか存在しないのです
一位は現実的でなくとも、県大会に出たい、地区大会で入賞したいという目標をもってあなたは日々部活に励んでいることでしょう
さて、ここで大会当日あなたはトーナメントの途中で運悪くスポーツの天才と当たったとします
次に進むためにはこの相手に勝たなければいけません
負けたら敗退が決まってしまうのです
勝ち進むには勝ち続けなければいけない…勝負の世界はとても厳しい世界なのです
なので出来る限り大会でいい結果を残そうとするのならば
かなりの覚悟を決めて勝負の世界に飛び込む必要があるのです。
文の目標はどこか?
対して文は基本的には才能より努力量のウェイトの方が大きいと思います
なぜかを説明します
あなたの周りになんでこんなに頭がいいのか思うくらいの天才がいたとします
この天才と一対一で学力勝負をしたなら基本的にあなたは負けるでしょう
(これは文化系部活でも同様のことが言えます。)
しかし受験においては目標とするゴールが志望校合格なのでこの天才に勝たなくとも
テストで上位何%かに入ることが出来れば合格することが出来るのです
なので目標に向かって適切な努力をしていけば武と比較すると目標にたどり着ける可能性が高いです
文化系部活の場合においても、例えば部活動の目的が感動する演出をお客さんに見せる!
というものであれば、ライバルに勝敗で勝つ必要はないのです
感動するための演出をするために、努力をひたむきに重ねていけばよいのです
文と武の目標をまとめると…
まとめると、文と武はその目的が異なるのです
文、すなわち勉強では目標が志望校合格(文化系部活の場合は部の目標)になるので
才能や素質のある人に必ずしも勝つ必要はないのですが
対して武では目的が大会で出来るだけ上を目指すことなので一位を狙うとはいかなくても
途中で強敵を倒す必要が出てきます
これを踏まえたうえで文武両道が可能なのかを改めて説明していきます
文と武への時間配分:どちらに重きを置くか
もしあなたが文武両道を実現しようとするとなると
文(勉強)では高得点が取れるように日々勉強し続け
武(部活)では大会で勝つことを目標に日々練習に明け暮れる必要があります
口では簡単に言うことが出来ますが、
実際やってみると生半端な覚悟ではできないとても難しいことであると気づかされます
武に時間を多くの時間を割く必要がある
実際に文武両道を目指している方ならわかると思うのですが、
どうしても文か武に割り当てる時間がどちらかに偏ってしまうのです
その理由は文ではなく武にあります
上で述べた部活動の大会の性質について思い出してください
部活動の大会で勝ち進むにはライバルを倒す必要があります
ライバルに勝つためにはライバルより多く練習する必要が出てきます
当然あなたのライバルも同じことを考えているので、
ライバルも一日のうち空いた時間を部活の練習にあてていることでしょう
もし、あなたのライバルが文武両道を目指していなく武だけに全ての時間をあてていたとすると
あなたはライバルに勝つためには同じか、それ以上の時間を部活の練習に使う必要がでてきます
そうなると勉強にあてる時間はほとんど無くなってしまい
結果として武の方に使う時間が偏ってしまうのです
これが先に述べた高い次元での文武両道がかなり難しいと述べた理由です
隙間時間を捻出すれば…?
ここで読者の方から部活に時間を多く割いたうえで
勉強に使う時間も隙間時間から捻出すればいいじゃないかという声が聞こえます
たしかにその通りです
私自身もそう思って勉強に使う時間を隙間時間から探し出しては勉強して…を繰り返していました
しかしこの隙間時間にも限界があります
ちりも積もれば山となるとは言いますが
実際一日の大半を勉強につかっている人には敵わないです
体力的にも部活で疲れた後に勉強をしなければならないので、隙間時間を勉強にあてるのも現実的になかなか難しいです
ではどうすればいいのか
同時に文武両道をしようとするからいけないのです
武と文、片方ずつ実現すればいいのです。キーワードは”切り替え”です
”切り替え”を成功させるかが文武両道のカギ
部活動は基本的には早ければ春、遅くても夏くらいまでには引退します
なので引退までは基本的に部活動に重きを置いて取り組みます
そして引退後からは切り替えて勉強に全精力をそそぎます
ここで上手に勉強に切り替えられるかが重要なポイントとなります
これにはコツがいります。
切り替えのコツ
とてもシンプルな事です。それは引退までに基礎を固めておくことです。
引退したころには受験まで後一年を切っています
この状況で基礎が固まっていないと受験には到底間に合いません
なので引退までに部活をメインで取り組みつつも工夫しながら時間を生み出し基礎を固めておく必要があるのです
基礎が固まってさえいれば受験で十分間に合います
その勉強方法については以前の記事で説明してあります
※この記事を読むと学ぶべき分野をざっくりと二周することで基礎を固められ、さらには学習効率があがることが分かります。
なので、応用問題は引退時には解けなくても大丈夫です
基本的には基礎を引退までに固め、引退後は応用問題(赤本の問題など)を解けるようにしていくべきです
まとめ:文武両道を実現させるには
まとめると
文武両道を実現するためには引退までは基礎を固めるように勉強をしつつ部活に全力を注ぎ、引退後はそれまでに培った基礎を基に勉強に全力を注ぐのです。
武から文へと片方ずつ文武両道を実現させるのです
これも口で言うのは簡単ですが実際に行動に移すことはとても難しいことです
しかし、このサイトを見て文武両道を成し遂げてやる!
と心に決めた読者の方ならきっと成し遂げることができます
心から応援しています。一緒に頑張りましょう!