対象となる人
- アウトプットが苦手な方
- インプットばかりでテストになると答えが出てこない方
読むと変わる事
- 教えるのが上手いねと言われるようになる
- テストの点数がインプットの量と比例してあがる
勉強で最強なアウトプット方法:学びながら疑問を持て
こんにちは、もっちーです
今回は皆さんが気になる最強のアウトプット方法について解説していきたいと思います
アウトプットというと色んな方法が浮かぶことと思います
声に出して音読してみる、単語帳を作ってやる、問題を解くなどなど
もちろんいろんなアウトプット方があっていいと思いますが
今回は私が思う最強のアウトプット方法について説明していきます
このアウトプット方法は他の人がやっていないような斬新な方法です!
アウトプットだけでなく同時にインプットもこなす
何が最強のアウトプット方法なのか?
結論から言うとそれはずばり…
自分で自分に勉強を教える勉強法です
抱いた疑問点を放置せずに調べ、自分になぜそうなるのかを説明する勉強法だよ!
この勉強法は過去の記事で説明した勉強の仕方で紹介した勉強法の3STEPの内のSTEP2で活かせる内容となっています
(見ていない方は先にこの記事をご覧ください。急いでいる方は下の要約をご覧ください)
要約すると
- STEP1でyoutubeを用いて学習分野をざっくり一周目の学び(インプット)
- STEP2で入門書を用いて二周目の学び(インプット)
- STEP3で問題演習を行う三周目の学び(アウトプット)
この3STEPから成る勉強法です
STEP2はもともとはインプットだけなのですが
ここにアウトプットを足してしまえ!というのが今回解説するアウトインプット法です
さて概要を説明したところでここから本題に入っていきます。
アウトインプット法のやり方
アウトインプット法はとてもシンプルです
STEP2で入門書を用いて勉強するときに
- なぜこのような式になるのか?
- なぜこのような解釈をするのか?
疑問になった箇所があったとします
これがアウトインプット法です↓
- その疑問が解決するように時間をかけて考え調べ、納得します
- そして納得した後は改めて自分で「なぜこうなるのか?」と自問自答します
- そしてその問いに対して納得いく解答を自分で答えるのです
多くの人は調べて納得するところで終わってしまいます
ここで自問自答してみると、納得はしているのに上手く答えられない現象に遭遇します。ここで上手く説明をする練習をしてください!
疑問点なんてそう簡単に見つからないよという方へ
書籍のこのページにこう書いてあるけれど、それはなぜだろう??
と疑いの目をもち勉強に取り組むことで疑問点は簡単に見つけることが出来ます
アウトインプット法は、簡単に要約すると
分からない箇所を放ってはいけないということです
これをSTEP2でやるのには理由があります
それはSTEP1で疑問箇所をすべて解決しようとすると
疑問に思うところが多すぎて勉強が一切進まなくなってしまうからです
初学者のうちは、難しい論点については一旦受け入れてしまう
そして理解が深まってからまたその論点に戻ってみよう!
なのでSTEP1では疑問箇所があっても一旦それを事実として受け入れてしまって
STEP2で同じ分野の二周目を学んだ時にその理由を考えていきます
二周目になれば
網羅的な知識がある程度身についているため、疑問に答えやすくなっているはずです
アウトインプット法
- 入門本を読むこと:インプット
- なぜなのか?と自問自答し解答すること:アウトプット
効果があるのか?:習慣にすればとても貴重な力になる
こんなシンプルなことで本当に効果があるのかと疑問に思う読者の心の声が聞こえてきます
結論を言います
このアウトインプット勉強法の効果は絶大です
大きくその効果は二つあります
友達がどこで悩むかが分かるようになる(効果一つ目)
勉強を教えるのが何故上手になるのか?
これの理由について述べます
教えるのが上手い人は、意識的or無意識でアウトインプット法を行っているよ!
アウトインプット法を繰り返していると
インプットをしながら、なぜそうなるのか?と疑問を持ちながら勉強する習慣がつきます
この習慣が身についていると↓
- どこでどういう人がつまづきやすいのか?
- そのような人にどのような解説をすれば納得してもらえるのか?
これらが徐々に分かるようになってきます
もし友達に問題を教えて欲しいと頼まれたときには
普段の勉強と同じようにその友達が行き詰っている箇所を探して
そこの疑問を解決してあげてください
ふむふむ、きっとこの人はここでつまづいたのだろう
どう説明したら理解してくれるかな?
教えるのが上手いか下手かはその人がつまづいている箇所を見つけ、解決できるか次第なので
たったこれだけで友達に教えるのが上手だと言われるようになるのです
教えることが上手くなるとなんのメリットがあるかというと
教えることでアウトプットをさらに行い自分の知識をより定着させ
さらには友達の思考やつまづくポイントを教えながら学ぶことができるのです
教えることは、相手だけでなく自分にもメリットがあるんだ!
網目状に広がる分野:一つ分かると連鎖的に分かる(効果二つ目)
二つ目の、疑問解決後の勉強の効率が上がる理由について述べます
勉強は各単元や分野が独立して存在するのではなく、網目上に繋がっています
このことは感覚的に理解していただける方もいらっしゃると思います
分からなかった事柄Bがあったとします。
復習をして事柄Aに対しての理解が深まったとします
事柄AとBの繋がりが見えて一気に分からなかった箇所が分かるようになった
そんな経験が一度はありませんか?
例えば、英語で「日本の東京に住んでいます」と言いたいとき
- 〇 I live in Tokyo, Japan.
- × I live in Japan, Tokyo.
と日本語の語順とは逆になります
これは、英語では言いたいことを先に言うという考え方から来ています
日本と東京、どちらが大事な情報でしょうか。東京ですよね
他にも山田太郎といいたい時はTaro Yamada
と先に名前を先に言います。これはなぜでしょうか?
これは、知識が網目状に広がっているがために起こる現象です
もし、網目状に広がっていないとすると
事柄Aを理解したからといって事柄Bの理解度は上がりません
正の知識の連鎖と負の連鎖
分野間には繋がりがある事を考慮すると、ある単元でつまづいてしまうと他の単元でもつまづくという連鎖が起こるようになります
これを負の連鎖と以後呼びます
負の連鎖が起こると実際には一つの単元を理解してあげれば他の疑問も全て解決できるのに
分野間の繋がりを考慮していないが上に全ての単元が難しく自分には勉強は向いていない…
と思えてしまう可能性が十分にあるのです
この単元全く分からないよ。
(本当はその前の単元の内容の理解が足りていないだけ)
しかし、この連鎖を逆手に取ると
ある単元で疑問になった箇所をしっかり解決する事で他の単元を理解しやすくなるのです
これは正の連鎖と呼びます
正の連鎖を引き起こすためには、アウトインプット法が一番です
今学んでいる分野の内容は他の分野の理解に大きく関わると思い勉強を進める必要があります
アウトインプット法を数学の公式に使う
数学は学ぶにあたって数多くの公式がでてきます
例えば教科書に載っている数式を丸暗記しても、応用問題には決して使えないでしょう
なぜか、それは応用問題は公式がそのまま当てはめられる形では出てこないからです
- その公式がどのような条件の時に使えるのか?
- この公式を使うと何を求めることが出来るのか?
- 似た公式は何があったか?
- どのように証明されたのか?
これらをはじめとした公式に関する知識や背景を知っていて初めて
応用問題に習った公式を適用できるようになってくるのです
実は、公式の証明には
応用上重要な考え方が沢山含まれているんだ
では公式に関する知識をどのように身に付けるのか
それは公式が出てきたときに
- これはどんな条件下でも使える公式なのか?とか
- 式は複雑だけどこの式を解くとそもそも何が求まるのか?
と疑問を持ち、自分で調べ一つずつ納得していくことで徐々に身についていきます
調べれば調べるほど、実は数学は似たような思考で証明が進むことが多いと気づきます!
地味ですが、必ず効果が現れる時が来ます。粘り強く取り組みましょう
この疑問を持ちながら公式と対峙する作業がアウトインプット法なのです
一朝一夕では身につくことはないです。長い時間をかけて身に付けていきましょう
まとめ:アウトインプット法とはなんだったか
アウトインプット法は
インプットをしながら疑問に思った箇所をしっかり納得するまで調べ上げ自分にその納得した内容を説明する勉強法でした
ただし注意点としては
- 一朝一夕で身につくものではないので粘り強く習慣化させること
- 新しく学ぶ分野でいきなり疑問に思う箇所を探し出すと疑問点ばかりで勉強が一向に前に進まなくなるので、一周目は疑問に思っても一度事実として受け入れて勉強を進めることでした
私はこの勉強法を取り入れてから半年後くらいから、友達に教えるのが上手いから是非教えて欲しい!
とよく言われるようになりました
自分はアウトプットが出来るし相手も勉強を教えてもらえてWin-Winの関係性を築けています
さあ、次は皆さんの番です!一緒に頑張りましょう。